(2000/07/27)DOS/Windowsに合格しました
(2000/07/18)COREに合格しました
A+とは、アメリカのコンピュータ業界団体であるCompuTIAが主催する、特定の製品に依存しない知識・能力を問うための試験です(そういう意味ではベンダ試験という表現は適当でないのかも)。対象とする人材としてサポートエンジニアを想定しており、この人材像は比較的クリアです。日本での知名度はいまいちですが、アメリカではメジャーな試験のようで、いわゆる情報処理技術者試験の無いかの国での入門資格になっているようです。A+としての認定は、私が今回受験したCore(ハードウェア知識を問うもの)とWindos/Dosの二つの試験に合格することで行われます。
具体的な内容は下に書いていますが、実戦的な試験なのでもう少し知名度が上がれば一気にブレイクするのでは、という予感があります。あなたも受験、いかがですか^-^
制限時間70分・全63問・合格点65点のところ、77点で合格でした。得点の明細は以下の通りです。
インストール、環境設定およびアップグレード | 17/20 |
診断、およびトラブルシューティング | 7/13 |
安全、および予防メンテナンス | 6/7 |
マザーボード/プロセッサ/メモリ | 7/9 |
プリンタ | 5/7 |
ポータブルシステム | 3/3 |
ネットワークの基礎 | 4/4 |
顧客の満足(※) | 4/6 |
※「顧客の満足」とは、接客に関する問題です。オリジナルでは採点対象になっているようなのですが、どういうわけか日本では参考問題です。国ごとに文化が違うことに配慮しているのでしょうか。
試験の内容ですが、まさにサポートエンジニアが直面するであろう状況に正しく対応できるかを問う内容になっています。各種ポートのIRQなどを問う問題から、静電気や電波障害への対処、テスタの使い方など、受験前までは「パソコン物知りテスト」と考えていたのでかなり意表を突かれました。ただ、合格ラインが65点と比較的低いので、準備をきちんとやっておけば合格は困難というほどではないと思います。
制限時間70分・全63問・合格点65点のところ、77点で合格でした。得点の明細は以下の通りです。
機能、構造、オペレーション、およびファイルの管理 | 22/23 |
メモリの管理 | 6/7 |
インストール、環境設定、およびアップグレード | 19/21 |
診断、およびトラブルシューティング | 11/13 |
ネットワーク | 6/6 |
Coreの試験はハードウェアの(というか電気・機械的な)知識を問う問題も含むものだったのに対し、こちらは完全に製品知識を問うものです。私の得意不得意がそのまま得点差に出ていますね。
試験の内容は、MCP試験のそれに準じる内容だと思います。ただ、全体的に基本的な内容であること(特にネットワークの接続性について)、また合格点が低いことから、MCPのWindows95/98ほどの苦労はしないと思います(余談ですが、予備知識の無い人が「MCPのWindows95/98試験」と聞いて想定する内容は、むしろこのテストに近いのではないかと感じました)。