MCP + Site Building情報


[MCSD + Site Building Logo]


What's New?

(2001/12/19)ず〜っと更新していなかったのですが、ふとMSのサイトを見てみるとMCSDが期限切れになってました(爆)。他のところは更新しているページなのでこのままだと不味いため、MCSDを消します。+ Site Building の方はまだ生きていて、MSのポリシー変更により失効することはなくなるようです。

アクセスログを見ると、検索エンジンで「MCSD」を探してここにきてくださる方が多いようで、ありがとうございます。最近は MSU も始まって多少改善されましたが、MCSDも情報が少ないんですよね〜。
結局FrontPageは英語で受けてしまいました。これで Site Building を Get です。


What is MCSD?

 マイクロソフト認定ソリューションデベロッパー(MCSD)とは、MCPの上位資格の一つで、マイクロソフト社の開発ツールや「ActiveX」などのテクノロジー、さらに「Back Office」といったプラットフォームを駆使して、最適なビジネスソリューションを設計し開発できるプロフェッショナルです。兄弟資格に当たるマイクロソフト認定システムエンジニア(MCSE)がSEを対象にした資格だとすれば、こちらは上級プログラマが対象の資格と言えるでしょう。
 その意図は大変まっとうなのですが、問題があるとすれば、潜在的な受験者層は試験もマイクロソフトも嫌いな人たちが多そうだと言う事です:-)。現に、OSの運用管理を担当するSEよりVB・Access・Excel等を使って開発するプログラマの方がずっと多いはずなのに、MCSDの人数はMCSEの10%ぐらいだろうと言われています。マイクロソフトもこのあたりは気付いているようで、VBやVC++の知識を中心とした新トラックを開始したり(まだこのページには情報はありません:-( MSKKのページにも発表されたばかりで、試験科目ごとの具体的な情報はほとんど出てきてません)、98年のTechEdではMCSD科目に絞った優待キャンペーンを行ったりはしていますが、普及はこれからでしょうね。
 まあ、ここを見に来て下さった方はMCSDにチャレンジして見ようと言う奇特な方だと思いますので、何かのオヤクに立てれば大変幸いです。


What is MCP+Site Building?

MCP+Site Building は、MCPの上位資格の一つで、マイクロソフトの提供する技術および製品を用いて、高機能なWebサイトを構築、維持、管理が行えるエンジニアです。高機能なWebサイトとは、データベース接続・マルチメディア・コンテンツ検索機能を含むものを対象とします。
Visual InterDev・FrontPage98・Site Serverのうち2つに合格すれば認定されますが、99/9時点でFrontPageは日本語化されておらず、Site Server については試験自体が始まっていないという状態では、ちょっと評価のしようが無いですねぇ。そんな認定をわざわざ取得する私も相当の物好きと言えましょう(笑)


Microsoft Windows Architecture I (70-160)


制限時間90分、全69問、合格点 724点のところ、869点で合格でした。

セクションごとの結果は、
1コンポーネントテクノロジー93%
2データベースアクセステクノロジー72%
3オペレーティングシステムに関する認識100%
4開発ツールの選択77%
5開発方法75%
6インターネットおよびイントラネット100%

でした。

 この試験が初めての MCP 試験だったのですが、何と言っても情報が少ないのには閉口しました。日本語版の紹介ページには参考文献すら載っていません。英語版の紹介ページなどを頼りに使用する事にした情報ソースは以下のようなものです。
また、英語版ながら、Microsoftのサイトから模擬試験をダウンロードし、満点が取れるまでくり返しチャレンジしました。

Microsoft Access for Windows 95 and the Microsoft Access Developers' Toolkit (70-069)


制限時間90分、全57問、合格点 614点のところ、859点で合格でした。

セクションごとの結果は、

1Visual Basic を使った作業87%
2データベース設計の原則100%
3Microsoft Access SQL100%
4オブジェクトを使用したプログラミング80%
5デバッグとエラー処理75%
6レコードを使った作業100%
7フォームを使った作業83%
8OLE Automation100%
9カスタムコントロール0%
10Windows DLL の使用100%
11データベースのレプリケーション100%
12セキュリティ100%
13クライアント/サーバーアプリケーションの開発100%
14データベースのパフォーマンスの向上66%
15アプリケーションの配布50%
16Microsoft Access 機能の拡張100%

でした。

 初めに合格点を見た時、「げっ、低い。どんな問題が出るのだろう?」とかなりビビったのですが、受けてみたら結構拍子抜けでした。WinArch1より合格点が低いのは納得できませんが…、どっちがMCPとして一般的なんだろう?

 基本的にはADTに付属してくる「アプリケーション開発ガイド」を中心に勉強を進めました。
 「普通Accessの内蔵セキュリティ機能は使わないでしょ〜」「よく.mdbでファイル共有アプリケーションなんか作るよね」「へぇ、Accessにトランザクション機能なんかあったんだ」と感じる、健全な感覚を持った(笑)開発者の方は、これらの出題比率が高いので面食らうと思いますが、前記の「アプリケーション開発ガイド」を何度か読めば、十分に準備は出来るでしょう。

 それから、この試験は無料で入手できる関連問題が充実しています。
「MCP試験オフィシャルガイド'97」 - Acc97 & ADT 日本語版
米MCP HomePage - Acc2.0 英語版
http://www.transcender.com - Acc97 & ADT 英語版
から、合計150問以上の模擬試験問題を入手できましたので、それを十分に理解して試験に臨みました。

Microsoft Windows Architecture II (70-161)

制限時間90分、全73問、合格点 684点のところ、794点で合格でした。
セクションごとの結果は、
1配備上の問題87%
2ソリューション設計の問題80%
3国際化の問題83%
4テクノロジーの選択92%
5インターネットおよびイントラネット71%
6ユーザーインターフェイスの問題63%
でした。

この試験は WinArch1以上に情報が少なく、とっつきにくいので、使用した参考書・資料類について書きます。

Transcender の模擬試験
結構高価だったのですが、他にまとまった資料が無かったため思い切って購入しました。http://www.transcender.com から試用版のダウンロードや申し込みが可能です。73問の模擬試験が3セットあり、それぞれに解説とMSDNの参考箇所が記載されています。試験前2週間はこれを毎日1回やったのですが、指が正解を覚えてしまい全然勉強にならず困りました(笑)。
「Windows ユーザーインターフェイスデザインガイド」(ISBN4-7561-1614-0)
試験対策書、という訳では無いのですが「ユーザーインターフェイスの問題」の部分の基本図書です。使いやすいインタフェースとは何か、あるいはWindowsの標準のインタフェースはどうなっているかについて解説がなされています。Windowsプログラマ必読の書だと思います。
Visual Basic Magazine(月刊誌)
WOSAはある意味でVisualBasicと同義語です。分厚い技術書もあるのですが、技術項目ごとに短い記事をさくっと読めるという事で、本誌のバックナンバーを漁りました(高くついたんですが…)。
「Reading on Microsoft Windows & WOSA」
98年3月に日本語版が出るということでしたが、結局出ていないようです(98/8現在)。MSUのコースも始まったので、企業などでどうしてもという人はそれが王道なのかなぁ。試験のためだけにMSDNを英語で読むのは相当辛いっす。

Microsoft Excel 5.0 Using Visual Basic for Applications (70-052)


制限時間90分、全66問、合格点 666点のところ、711点で合格でした。

セクションごとの結果は以下の通りです(長文注意:-) この試験には対応MSU があるけれども、こんなにセクションが多いと MCT になるのは大変だろうなぁ)。

1サブプロシジャーと関数プロシジャー75%
2変数、データ型と定数100%
3単純な入力100%
4制御構造100%
5ループ構造100%
6With文100%
7デバッグ50%
8エラーの処理0%
9オブジェクト、属性とメソッド100%
10オブジェクトブラウザの使用方法100%
11ダイアログボックス50%
12メニュー100%
13ツールバー0%
14ワークシートコントロール33%
15ピボットテーブル33%
16SQL ODBC 関数100%
17データアクセスメソッド0%
18MAPI/ワークグループ100%
19マクロの記録66%
20コードの編集50%
21イベントの使用100%
22アドイン50%
23領域とチャートオブジェクトの使用62%
24Visual Basic の環境50%
25ユーザー定義関数100%
26アプリケーションに磨きをかける75%

以前の Access95 & ADT の時の体験と、ダウンロードした模擬試験(英語版)から、「前回と同じく製品マニュアル(Visual Basic ユーザーズガイド)を徹底して理解する事が必要十分」と考えて準備をしてきましたが、おおむね正解でした。

ただ、 Access95 & ADT の出題が VBA の言語仕様中心だったので、今回もその積もりで準備してきたのが、開発に伴う操作(メニューやダイアログの使い方)の出題比率がかなり高く、問題を見て焦りました。まあ、これらの部分は現用している Excel97 ではかなり変更されているので、分からなくても別にいいかな、と割り切っています。

Designing and Implementing Web Solutions with Microsoft Visual InterDev 6.0(70-152)


制限時間90分・71問・合格点707を784点で合格しました。
セクションごとの結果は、
1ビジネス必要条件の分析77%
2ソリューションに対するテクニカルアーキテクチャの定義100%
3概念設計および論理設計の開発80%
4ユーザーインターフェイスおよびユーザーサービスの設計75%
5物理設計の派生66%
6開発環境の確立80%
7ユーザーサービスの作成81%
8データサービスの作成83%
9ソリューションのテスト100%
10Webアプリケーションの展開66%
11Webサイトの管理66%
でした。

MSUコースが始まっていますので、それを受講するのが合格の早道でしょう。私はマニュアルを中心に勉強しましたが、COM/DCOM、MTS、SQL Serverなど、VID以外の分野もかなり出題されます。今のところ受験参考書も有りませんので、それなりに実力を問われる試験になるでしょう。


Designing and Implementing Web Sites with Microsoft FrontPage 98 (70-055)

制限時間90分・72問・合格点702を851点で合格しました。
セクションごとの結果は、
1Analyzing Business Requirements33%
2Defining the Technical Architecture for a FrontPage 98 Web Site100%
3Developing the Conceptual and Logical Design100%
4Desiging a User Interface and User Services for a FrontPage 98 Web Site60%
5Establishing the Development Environment50%
6Creating User Services94%
7Creating Data Services100%
8Testing a FrontPage 98 Web Site100%
9Publishing a FrontPage 98 Web Site100%
10Managing a FrontPage 98 Web Site75%
11Managing Access to a FrontPage 98 Web Site100%
でした。

この試験、10個以上のシミュレーションでさまざまな操作を問われる上、IISやNTの知識も必要、向こうの回線事情の知識も要る、おそらく向こうの研修テキストを読まないと手がつけられない状況説明の問題も出る、という、あまり楽しくない試験です。まぁ、元がFrontPageですから、環境作りは難しくありませんが・・・。日本語化が遅れてるのも無理ないなぁ、という感じです。ただし、合格点が低いので、PASSすることはそれほど難しくないかもしれません。
使用した教材は、

です。特にTranscenderにはWinArchに続いて今回もお世話になりました。なお、IIS上での権限設定やProxy Serverを用いた配置の問題はVisual InterDevと共通ですので、忘れないようにあまり間をおかずに受験したほうが良いでしょう。


Link List

MCP受験に関するリンクを少しずつ集めていきます。Microsoftのページからたどれるサイトは後回しね。

MCP試験取得のためのポイント情報
私の知る限り、マイクロソフトの公式ページ以外ではここの情報が一番充実しています。ここに書いた以外の科目を受験される方(特に間違って:-)入ってきちゃったMCSE志望の方)、あるいはMicrosoftの公式ページの情報だけではどうも…という方は、訪問されることをお薦めします。
ベンダー資格情報
小屋敷さんが作られているページ。MCSDやオラクルマスターについても情報が多くあります。
ベンダ試験ML
各種のベンダ試験を扱うML。当サイトは協賛しています。


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